ループシュート日和

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ソンリョンの他は先発を日本人選手で固めてきましたね。マルシーニョは体調不良でしょうか、ベンチにも入っておらず心配です(後刻8週間の離脱が告知されました)。逆にダミアン、車屋が復帰し、小林悠とともに控えに選ばれたのは嬉しいニュース。後半交代でピッチに立つ場面があったとしたら、先発要員はリードしている状況でプレーを引き継いでほしいものです。



先発 (カッコは交代選手・時間)
        家長(ダミアン83')
 宮代(小林悠67')  遠野(瀬川67')  山田新(車屋72') 
      橘田(シミッチ72') 瀬古
    登里  田邊  大南  山根
        ソンリョン

控え
 ダミアン 小林悠 脇坂 瀬川
 シミッチ 車屋 上福元


試合後札幌のミシャ監督が「・・・サッカーの試合というのは、こういうミスを繰り返してしまったら、相手が川崎ではなく大学生でも勝つのは難しいです。」とおっしゃっていました。ファンの立場から見たらつい自分のひいきチームのミスっぽいプレーに悲観的になってしまいますが、札幌側にも監督目線では満足いかぬポイントが幾つかあったようですね。

前回4得点したのが2022.09.10 H広島戦(4-0)なので約半年ぶり、もちろん今季初めてです。なおかつ5節までに挙げた総得点4を1試合で達成してしまいました。札幌との対戦はいつも打ち合いの様相を呈しますね。

開始早々7分に失点して、ここまでシナリオ通りっていうのもどうなのよ?などと思いながら観戦していました。すると25分ソンリョンの超ロングフィードに山田新と相手GKが競り合い、こぼれた所を宮代が思い切りよくヘッドを振りぬいて無人のゴールに流し込みました。PA手前からは足で蹴ってもミドルシュートのレンジです。ボレーを選ばずとっさの判断で頭を使った!のが吉と出ました。追いついたことで心理的に「今日は行けるのでは?」と楽観的になります。何気に前半25分のゴールは今季最速なのでした。もっとも前半に得点できたこと自体今シーズン初めてなのです。

ところが直後に失点してまた1点を背負うことになりました。しかし今回はそこで停滞せず39分、登里の鋭い楔にまたしても山田新が反応し、ゴールラインすれすれのところでボールを奪います。しっかり状況を見極めて中に折り返すと、進入した山根がきっちりゴール左隅に流し込みました(2-2)。このシーンに至るプレーは本来の川崎らしさを取り戻したと感じられる、流れるパスワークで翻弄しましたね。そして山田新→山根の場面は相手守備が整っていなかったことで、非常にシンプルな形での得点になりました。

前半のアディショナルタイムが3分と提示され、このまま前半終了かと思われた頃合いに、なぜか家長が相手DFに強力なプレスをかけ、隙をみてボールを奪ってしまいました。このとき遠野が相手選手に干渉し、潰れ役に徹してくれたのが効果を生んだと思います。とにかく奪取成功した家長は迷うことなくループシュートを選択します。前進していたGKの頭上を、美しく弧を描いたボールがゴールマウスに吸い込まれました。これぞベテランの面目躍如でした。90分間若手のように走り回らなくても経験をベースにする気の利いたプレーでチームに貢献する。
前半を勝ち越した状態で折り返せる、幸せなハーフタイムとなりましたね。

後半は59分に追いつかれるも終了近い86分、ゴール前で弾かれたボールを収め、絶妙なセンタリングを上げたのが何と田邊でしたね。ドンピシャで瀬川が合わせ勝越しに成功しました。新加入の田邊、瀬川ラインで得点を挙げることが出来て2人とも嬉しいでしょうし自信につながると思います。
宮代、山田新さらには大南などとともに新しい世代が台頭してきたように感じた試合でした。


  04/01 J1 6試合目(第6節)
   札幌 3-4 川崎  得点: 宮代25' 山根39' 家長46' 瀬川86'


この日は23時から「ブライトン3-3ブレントフォード」をハシゴしました。この試合も前半から打ち合いの様相を呈して、そんな中21分にGKのロングフィードに反応した三笘が相手DFを交わし、前進守備していた相手GKの頭上を射抜くループシュートを決めました。味方GKとたった2人で1点をモノにする省エネ振りです。このプレーでキーパーにはアシストが付いたことでしょう。三笘はこれでプレミアリーグでの得点を7とし、香川、岡崎の6を超えた模様です。ホント結果しかしか残さぬ男ですね


そんなことがあって今回の表題となりました
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